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カレにまつわるストーリー
イヴ・モンタンのシャンソン『グラン・ブールヴァール』こそ、パリ生活のシンボルといえるでしょう。「グラン・ブールヴァールをぶらつくのが好き。見るべきものはたくさん、いくらでもあるんだ」の歌詞は、並木道をぶらつく散歩者のエスプリを見事に表現しています。グラン・ブールヴァールは、かつてパリ市の防衛を目的として建設された壁の跡に沿って、14世紀につくられた道です。その400年後、ルイ14世統治下に道幅が大きく拡張され、人気のスポットになりました。いくつもの劇場が立ち並び大衆劇のジャンルが確立され、やがて「テアトル・ドゥ・ブールヴァール(大通り劇場)」の名で親しまれるようになりました。1895年カピュシーヌ通りで初めて映画の上映会が開催されると、大型カフェが次々と誕生し、文化人、画家、詩人の社交場になりました。マドレーヌ寺院の目と鼻の先にあるバス・デュ・ランパール通りに1837年、ティエリ・エルメスは馬具と鞍の工房を設立しました。ヴィルジニー・ジャマンが繊細な筆致で描き出すのは、パリの過去と現在。馬車から自動車へ、エレガントな散歩用ドレスからミニスカートへ。ジェントルマンとローラースケートを履いた少年が隣同士に並ぶ様は、時の流れが止まったかのよう。時間は忘れましょう。それが散歩の醍醐味なのですから。
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